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2013/03/01

建材NEWS

【ファイアライト】CIAL鶴見 前編

乗降客が多く、地域の皆様が待ち望んでいらっしゃる鶴見駅ビル設計するにあたり、より親しみを持っていただくための付加価値を考えました。まず最初に考えたのは、駅利用のお客様の視線です。改札口を出られたお客様に花やファッションなど、駅ビル店舗のディスプレイで季節感を感じていただきたい。そのためには、空間を壁で仕切るのではなく、透明なガラスが不可欠です。華やかさや楽しさをガラス越しに感じていただこうと、駅から繋がるスペースを活かすために、2階、3階の吹き抜けに面する部分に、特定防火設備用安全ガラス『ファイアライト プラス®』を採用しました。合わせガラス1枚で天井高さ 3,000mmがOKということで天井面もすっきり。防火シャッターが不要な分、店舗等の面積が広げられ、スペースを有効活用することもできました。

『CIAL 鶴見』はJR東日本グループの駅ビルの一つです。課せられた使命として「お客様の安全を守る」ことがあげられます。建物のガラスは、合わせガラスか飛散防止フィルムを貼ったものを使用することが基本となっていますが、『ファイアライト プラス®』は "合わせガラス"で防火ガラスということに魅力を感じました。割れにくいのはもちろんですが、割れたとしても破片の飛散や落下がないという高い安全性に加え、実用方法そのもので特定防火設備として認定されている。これが最大のポイントだったのです。

例えば、製品そのものは特定防火設備として認定されているものも、安全性のために飛散防止フィルムを貼ってしまったものは正規な認定を受けているわけではないため、防火に対する効果が心配でした。その点、『ファイアライト プラス®』なら安全性も確保されていて、個別認定試験にも合格している。そのうえ、飛散防止フィルムのように定期的に貼り替えるなどのメンテナンスも不要ということが決め手となり、安心して採用することができました。

※掲載内容は発行当時のものです。

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