ブックタイトル環KAN建材ニュース77
- ページ
- 15/24
このページは 環KAN建材ニュース77 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 環KAN建材ニュース77 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
環KAN建材ニュース77
1 2 江戸川区内には100を越える小中学校があり、その約3分の2が今後20年の間に築50年を経過して改築時期を迎えるという。その中で中学校の建て替え第一号となったのが、2015年3月に校舎が竣工した松江第五中学校だ。将来の学習内容・教育形態を見据え、情報化・国際化に対応できるフレキシブルな設計が求められた。 江戸川区は手厚い子育て支援制度で知られ、松江第五中学校の生徒数も増加傾向。教室数を増やしつつ校庭の広さも維持しなければならないという、都心部の限られた敷地ならでは課題があった。そこで、必要な空間を確保しながら建物のボリュームを抑えるため、校舎全体を学びの場と捉えて合理的に活用できるよう工夫された。たとえば、各普通教室の前には廊下を兼ねた多目的スペースを配置することで、少人数学習やグループ学習・習熟度別学習など様々なシーンを想定し、多様な使い方を可能にした。学習環境の変化に対応するフレキシブルな設計。中庭の明るさを室内まで届ける〈ファイアライトプラス〉の大開口。■中庭に面した階段。連窓の〈ファイアライトプラス〉がその開放感を活かし、上下のつながりを形成している。■普通教室の前に設けられた多目的スペース。防火区画の竪穴区画と面積区画が混合している箇所に〈ファイアライトプラス〉を採用。12設 計 : INA新建築研究所江戸川区立松江第五中学校(東京都)ファイアライトプラスオパリーン プレーン使用ファイアライト :使用ガラスブロック :14