ブックタイトル環KAN建材ニュース78

概要

環KAN建材ニュース78

に散在し、駅から徒歩10分以上かかるほど遠い乗り場があるなど、分りにくい上、他の交通機関との乗り換えが不便だった。また、1日に約43万人が利用する南口は歩道幅員が狭く、国道20号沿いは客待ちタクシーや一般車で渋滞が常態化していることも問題だった。これらを解決するため計画されたのが、高速バスターミナルとタクシー乗り場を集約したバスタ新宿だ。39都府県の約300都市を結ぶ高速バスが発着し、ピーク時には1日1600便以上、乗降車場15ヵ所、バス事業者120近くにのぼる国内最大のスケール。高速バス降り場とタクシー乗降場は3階に。その階下には空港直結の特急列車が乗り入れる他、バスタ新宿内で空港バスにも乗り換えられるなど、日本人旅行者の利便性向上はもちろん、2020年のオリンピックに向けた外国人旅行客倍増計画を支える交通ハブとして期待されている。■外側から見た高速バス待合室。45mに渡ってファイアライトプラスRが使われている。暖色系の照明と相まって、あたたかみのある落ち着いた雰囲気となっている。■■ファイアライトプラスRの大きな開口部は、良好な視界と安全性の確保を両立。ガラスに馴染む色の建具や造作材が選ばれている。34 534510