ブックタイトル環KAN建材ニュース78

ページ
20/24

このページは 環KAN建材ニュース78 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

環KAN建材ニュース78

円形広場「ロトンダ」を光で包むガラスブロック。 彩の国さいたま芸術劇場は、4つのホール、大小12の稽古場、練習室、芸術資料室、レストランなどから成る公共劇場として、1994年に開館した。当時はもちろん現在でも、舞台芸術という明確な使途を掲げて複合的に構成された施設は稀である。日本を代表する建築家の一人・香山壽夫氏にとって初の劇場建築で、村野藤吾賞、BCS賞、日本建築学会賞を受賞した。2006年には蜷川幸雄氏が芸術監督に就任。芸術性、前衛性、大衆性のバランスがとれたプログラム編成とともに、55歳以上の団員による「さいたまゴールド・シアター」や若手俳優育成プロジェクト「さいたまネクスト・シアター」を創設するなどユニークな取り組みにより、今日まで県民に愛される劇場として成長してきた。 創造する劇場として存在感は増しており、今年から始まる「さいたまトリエンナーレ2016」にも参加「。埼玉ブランド」を打ち出した芸術文化発信の一翼を担う。  イタリア語で円形の建物や広場を意味する「ロトンダ」と名付けられた空間は、施設全体の中心的広場。円柱廊に載せられたガラスブロックのスクリーンは、昼間のまばゆい光を拡散し、夕暮れの赤に染ま彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県)香山壽夫+環境造形研究所(現:香山壽夫建築研究所)1994年設計:竣工:使用製品: ガラスブロック(指向性、コロナ)     ※現在、コロナは製造しておりません。GLASSBLOCK 1994-since 「舞台芸術」に特化した複合型施設。ガラスブロックの輝きは歳月を越えて。19 KAN78