ブックタイトル環KAN建材ニュース79

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概要

環KAN建材ニュース79

KTビル(東京都)使用製品 : ガラスブロック〈キットパネル〉設  計 : KAJIMA DESIGN23都市型オフィスビルのプロトタイプに採用されたガラスブロック。 2012年竣工のAKASAKA K-Tower、2007年竣工の鹿島本社ビルとともに並び立ち、赤坂見附エリアに新たな都市景観を描いているKTビルは、鹿島建設の東京中規模ビルにおける理想形を目指して。エリアの施工部門を統括する支店ビルである。パリ協定や建築物省エネ法改正に伴う環境施策の強化によって増加が予想されるオフィスビルの建替・改修ニーズに対応し、オフィス供給の大半を占める都市型中規模ビルのモデルとなることが期待されている。 最新設備・技術を総花的に採用するのではなく、都市型オフィスビルで最優先されるスペース効率とコストを徹底的に追求した。同時に、ハイレベルな環境性能も実現し、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)では、認証期限が継続している建築物として国内最高スコアのBEE値8.1でSランクを取得。また、計画段階でのエネルギー消費量を54%削減してBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の5つ星を獲得し、国内オフィスビル初のZEB Ready(ZEBを見据えた先進建築物)を達成している。省エネ・省CO2に関わる先導的な技術の普及・啓発に寄与するプロジェクトとして、国土交通省が実施している平成26年度住宅・建築物省CO2先導事業(現 サステナブル建築物等先導事業)にも採択された。■右からKTビル、鹿島本社ビル、AKASAKA K-Tower。白いグリッド状のアウトフレーム構造による鹿島建設独自の外観デザインで統一感を生みながら、それぞれ異なった表情を見せている。■アウトフレームはオフィス内部への日射を適度に遮蔽する庇の役割を果たす。東面の開口部にはガラスブロックが採用されている。■ガラスブロックが用いられたエントランス。外観デザインの基本コンセプトであるグリッドを踏襲。123