ブックタイトル環KAN建材ニュース79

概要

環KAN建材ニュース79

樹脂に混ぜ合わせて強度を向上させる「Eガラスファイバ」。Eガラスファイバは樹脂と組み合わせることで、その強度、耐熱性、硬度、寸法安定性などの向上および軽量化に貢献します。チョップドストランド、ロービング、マットなどさまざまな形状に加工して供給することができ、電気・電子機器、建築、土木、住宅設備など幅広い分野で需要を伸ばしています。金属では難しかった複雑な成形加工にも適しており、自動車用部材としても数多く採用されています。ガラス長繊維強化プラスチック発泡体は、硬質ウレタン樹脂をEガラスファイバで強化したものです。表面加工により木の風合いを再現しながら、強さや軽さといったさまざまな特長を有し、従来の木材では難しいとされていた、腐食が懸念される部分での構造材としての信頼性も確立。木材に替わる素材として採用され、自然環境保護の視点からも注目を集めています。木材に替わる素材として注目される「ガラス長繊維強化プラスチック発泡体」。??????????????????????????????????社会のインフラに、最先端技術やユニークな製品で貢献する日本電気硝子。前号のARGファイバに続き、今号はもうひとつのガラス繊維「Eガラスファイバ」をご紹介します。????????????木材と同様に、斜め切断や面取りをはじめ、釘打ち、木ねじ、接着、溝切り、穴加工、塗装といった加工が可能。施工性の高さも木材と変わりません。優れた加工性防腐・防蟻処理が不要な、人と自然環境にやさしい素材です。高耐久・長寿命で、維持管理が容易なこともポイントです。腐食しない長期間水中に浸漬しても吸水はほとんどなく、寸法・強度ともほぼ変化しません。水産・養殖・水処理施設でも安心して使用できます。吸水しない軽量性 加工性 耐水性 寸法安定性◎◎○○○×◎◎△○△○◎△△◎◎△○△△△○◎◎△△○○◎ガラス長繊維強化プラスチック発泡体（合成木材）ヒノキ曲げ強さ（タテ）※資料提供：積水化学工業（株）構造用合板硬質塩ビFRP鋼板■製品特性比較10数年使用して朽ち果てた木製の枕木（左）と、30数年使用してもほとんど変化のないガラス長繊維強化プラスチック発泡体の枕木（右）。奥から時計回りに：チョップドストランドマット、ロービング、チョップドストランド、ヤーン???? KAN79