環 建材ニュース WEB版

はじめての方へ

2026.05.11

ガラスのネタ帳

色彩をより自然に再現する防火ガラス―「ファイアライト® F エアリティ™」誕生!

最近、街を歩くと、吹抜けや大開口部を取り入れた、のびやかでダイナミックな空間を持つ大型施設をよく見かけるように思います。光をふんだんに採り入れる空間ならではの明るさと心地よさは、いまや現代建築に欠かせない要素です。
一方で、防災の備えは決して無視できません。火災拡大を防ぐ特定防火設備が設置される防火区画においては、火災時に安全を確保する防火ガラスが求められます。

この春に誕生した、ファイアライト®F エアリティ™は、フィルム貼り仕様の特定防火設備用ガラス 「ファイアライト® F」 の新しいラインアップ。
熱膨張係数がほぼゼロの耐熱結晶化ガラスでできている「ファイアライト®」の確かな防火性能はそのままに、ガラス越しの色彩をより自然に、美しく見せるクリアな色調が特徴です。


D14_1.png

左写真)ポピーの色を鮮やかに表現  右写真)桜の淡い薄ピンクと背景の青空の色味を濃く表現



エアリティ™ ── その名前に込められた意味

この製品名にある「エアリティ(Airity)」は、Air(エア= 空気)Clarity(クラリティ= 透明性) を組み合わせた造語です。
『ガラス越しの色や光を、まるで空気のようにそのままに伝えたい』‥ そんな思いから、この名前は生まれました。
視線を遮らず空間を自然につなぐ、やさしい存在感を大切にする防火ガラスです。


実際の建築で、すでに使われています

ファイアライト® F エアリティ™は、この3月に開館した 複合文化施設「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」 に先行採用いただきました。
D14_2.png確かな防火性能と同時に、回廊や吹抜けが連続する開放的な空間において視界の抜け感や空間の連続性が強く求められた設計意図に寄り添いながら、防火区画としての役割もしっかり果たしています。
「美しくつなぎつつ、守る」──その考え方を、実際の建築で体現した事例です。



建物名称:MoN Takanawa: The Museum of Narratives

  • 建築主:東日本旅客鉄道
  • 設計監理: 品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体 (JR東日本建築設計、JR東日本コンサルタンツ、日本設計、日建設計)
  • 外装デザイン監修:隈研吾建築都市設計事務所
  • 施工:鹿島建設


ポジカ®くっきり™フィルムとは

ファイアライト®F エアリティ™の "見え方"を支えているのが、ポジカ®くっきりフィルムです。
このフィルムは、三井化学株式会社が開発した「くっきり™色素」技術を用いることでイエローライトを選択的にカットし、ガラス越しの景色をより自然な色合いで見せます。
花の赤、葉の緑、空の青など、それぞれの色が、「ガラス越しでも、きちんとその色らしく」見える効果があります。

D14_3.png

さらに、飛散防止フィルムとしての役割も担っているため、万一の破損時にも安心感をプラス。
防火性能・視認性・安全性。ポジカ®くっきり™フィルムは、そのすべてをバランスよく支える存在です。

*「posica®/ポジカ®」は、株式会社丹青社と三井化学株式会社の登録商標です。  *「くっきり™」は、三井化学株式会社の商標です。


まとめ

800℃に熱し、水をかけても割れないほどの高い耐熱衝撃性を備え、さらに色彩の自然な再現性と高い視認性によって視覚的にすっきりとした空間づくりに応えるファイアライト®F エアリティ™は、ダイナミックな建築が求められる時代に対応した、防火ガラスの新しい形です。


この新製品、気になる‥!という方は、お気軽にこちらからお問い合わせくださいね。

Share

一覧へ戻る