
2025.07.28
ガラスのネタ帳
ガラスブロック紹介③ カスミ
パターンごとに特性や個性が、実は異なるガラスブロック。
カタログではどうしても伝わりにくいその詳細を、こちらでご紹介しています。
これまでの「指向性」と「たまゆら」に続き、今回は「カスミ」をご紹介します。
「カスミ」は分厚い2枚のガラスの内表面に施された こまやかな梨地模様に加え、ゆるやかな凹凸を持つガラスブロックです(なお、表面は平滑です)。まさに名前の通り "かすみ" がかった空気感が印象的で、向こう側の景色をふんわりとぼかして見せてくれます。外からの視線をやさしく遮りながら、爽やかさを確保した明るい空間づくりが得意です。
外部からの視線をやさしく遮ってプライバシーを守る「カスミ」と、
華やかさに軽やかさも備えた「カスミ・セミラックカラーシリーズ」の採用事例
(学校法人ロザリオ学園 道後聖母幼稚園)
飽きの来ないナチュラルなそのデザインから、ある意味「王道」なパターンとも言える「カスミ」。実は、さまざまなガラスブロックとのコラボレーションに優れています。
たとえば「カスミ」の壁面に、アクリル系カラーペイントをブロック側面に塗装したカラーガラスブロック「セラミックカラーシリーズ」を一部使うことで、プライバシーをやんわりと守りながら楽しい壁面が構成できたり、「プレーン」と組み合わせることで抜け感をつくったり、「たまゆら」や「指向性」と一緒に使用することで光の変化に富んだ個性的な壁を表現できたりします。
また、空間をあからさまに分断させず、視覚的にやさしく繋ぐ器量があることから、互いの気配をなんとなく感じさせるパーテーション用途としても高い人気を誇るパターンです。
さらに「カスミ」は、当社従来品と比べるとガラス部が厚肉で熱に強く、特定防火設備としての性能を発揮する特定防火設備用<NEGガラスブロックF>(サイズは190mm角)や、薄型ガラスブロックパネル<ハウスパネル>にもラインアップされているパターンです。
工場でステンレス製枠に組み込んでパネル化したハウスパネルなら、乾式工法での施工が可能。
ガラスブロックの厚みも目地幅も通常の約半分と薄く、細い。通常のカスミよりもスマートな壁面デザインに最適。
ハウスパネルの使用ガラスブロックの厚さは、50mmと通常品の約半分。さらに目地の幅も5mmと通常のガラスブロック目地の約半分!! 目地幅がすっきりと細く、透明なガラス部が強調されて見えるためスマートな印象を与えるハウスパネルの「カスミ」なら、いつもと一味ちがった表現ができます。
まとめると‥ さわやかな光に満ちた、おだやかな空間がほしい
でも 向こう側からの視線は遮りたい
さらに 飽きの来ないシンプルさが求められている
「カスミ」はそんなご要望に応えるガラスブロックです。
このガラスブロックが気になる‥!という方は、お気軽にこちらからお問い合わせくださいね。
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