ニュース

2022/06/20

建築レポート

日本海沿岸の某施設

北海道の日本海沿岸に位置する無人の施設。40年以上前に建てられた小さな建物で、役割を果たしたことや老朽化のため今年度の解体が決まっています。明かり採りとしてスリットやポイント的にガラスブロックが使用されています。

このたび解体前の現地調査をされた方から、長い歳月、冬場の厳しい寒さや積雪、海から吹きつける強風など、シビアな条件が揃った自然環境下であったにもかかわらず、破損したガラスブロックは一つもなかったとのご報告をいただきました。

極寒の地で日々を乗り越えてきた建物、そしてガラスブロックに「長い間お疲れ様でした」と伝えたい気持ちです。なお、この建物の設計者が今回の解体工事をご担当されるとのことで、思わず歴史に想いを馳せました。貴重なご報告、ありがとうございました。

※掲載内容は発行当時のものです。

TOP