ニュース

2015/06/26

建築レポート

【建築レポート】 30年前のネオパリエ®(後編)

さて、前編でご紹介した「本町第二ビル」と同じ時期に建てられたビルがこの近くにあったはずだと思い、探してみました。
...ありました。「本丸田ビル」です(中央区安土町3丁目)。

定礎に竣工年が書かれていなかったものの、不動産のサイトで確認するとこちらも1985年の竣工。同じく賃貸ビルとして使われています。清掃が定期的に行われているようで、現在でも光沢のある明るいファサードを見ることができます。

そして、大阪の古いネオパリエ®施工例と言って忘れてはならないのは、大阪市営地下鉄の駅。
80年代のリニューアルで主要駅にネオパリエ®が採用されています。

この写真は大阪で最も乗降客の多い、御堂筋線梅田駅。

1988年から始まった梅田駅拡張工事で壁や柱にネオパリエ®が採用されています。
今もまっ白の輝きを見せています。

また梅田駅の改修と合せて、「うめちか」こと梅田地下街では1987年に改修工事が行われ、地下街の柱などにネオパリエ®が使われました。

たとえば、「ホワイティ梅田」という愛称で知られるこの地下街は、リニューアルの際に"白い街"のイメージに文字通りマッチする材料としてネオパリエ®を採用いただきました。

また興味深い話がありましたら、機会を見てお話ししたいと思います。(完)

»【建築レポート】 30年前のネオパリエ®(前編)

※掲載内容は発行当時のものです。

TOP